【ドーピングの真実】筋肉増強剤の効果と深刻なリスクを徹底解析
大阪のムキムキマッチョ養成ラボのRiseです。
今回のテーマは「【ドーピングの真実】筋肉増強剤の効果と深刻なリスクを徹底解析」です。
アナボリックステロイドなどの筋肉増強剤、近年、日本でも個人輸入や使用が増えており、大きな社会問題となっています。
「最速で筋肥大をさせたい」という気持ちは理解できます。
しかし、健康を損なわずにボディメイクをするためには、筋肉増強剤の使用は"絶対に避けるべき"です。
この記事では、アナボリックステロイドとは何か、どのような効果があり、それに伴う健康への影響はどれほど深刻なのか。
これらの質問に対する答えを、科学的根拠をもとに紹介します。
読み終えた時、あなたは筋肉増強剤の真実を知ることができ、安全かつ効率的、そして持続的に筋肥大を達成する方法を知ることができるでしょう。
⑴筋肉増強剤とは?
筋肉増強剤、特にアナボリックステロイドは、医学的には廃用症状(寝たきり)やホルモン不足の治療に用いられる薬剤です。
しかし、スポーツやボディビルディングの世界では、パフォーマンス向上や筋肉増強のために非合法に使用(ドーピング)されることもあります。
↓↓筋肉増強剤(アナボリックステロイド)の効果[1]
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・除脂肪体重の増加
・体脂肪率の減少
・筋力&パワーアップ
・筋持久力の向上
・骨密度の増加
・グリコーゲン貯蔵量の増加
・回復力を高める
・行動変容(攻撃性)
・痛みに対する耐性の向上
・赤血球生成、ヘモグロビン、ヘマトクリットの増加など
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たとえば、ある研究では、10週間アナボリックステロイドを使用したグループは、非使用のグループに比べて、筋肉量と筋力ともに約5~20%も増加したと報告されています[2]。
このように、アナボリックステロイドの使用は、最速で筋肥大させたい人にとっては、魅力的な効果をもたらします。
しかし、この効果は"一時的なもの"であり、さらに"重大な健康リスク"も伴います。
⑵筋肉増強剤(アナボリックステロイド)の重大な健康リスク
アナボリックステロイドの使用には、多くの健康リスクが伴います。
以下に、その代表的な副作用とリスクを科学的根拠をもとに解説します。
※アナボリックステロイドには様々な種類が存在し、それぞれに異なる副作用があります。しかし、どの種類であっても健康リスクは存在し、安全な筋肥大を目指すには適切なトレーニングと栄養摂取が最も推奨される方法です。以下は、代表的な健康リスクです。
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①ホルモンバランスの乱れ:アナボリックステロイドの使用により、ホルモンバランスが乱れることがある。テストステロンの生産力が抑制され、精子の数と質の低下、性欲の低下などの問題が起こる可能性がある[3]。
②心血管系への影響:長期使用により、心臓の肥大や動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まる。また、血液中の悪玉コレステロール(LDL)が増加し、善玉コレステロール(HDL)が減少することが報告されている[4]。
③肝臓への影響:アナボリックステロイドは肝臓に負担をかけ、肝炎や肝硬変を引き起こす可能性がある。一部のステロイドは肝臓で代謝されるため、肝臓の機能障害を招くことが確認されている[5]。
④心理的・行動的変化:ステロイド使用者は、攻撃性の増加、気分の波、うつ病などの心理的、行動的変化を経験することがある。これは、ホルモンバランスの乱れが原因であると考えられている[6]。
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✓注意喚起:筋肉増強剤(ステロイド)の使用は絶対にNG
近年、日本でも筋肉増強剤(アナボリックステロイドなど)の個人輸入や利用が社会問題となっています。
これらの薬剤は、あまり深く考えず、さらに適切な医療監督なしに使用されることが多く、その結果、ユーザーは予期せぬ副作用や長期的な健康問題に直面しています。
この問題は、時には"生命を脅かすもの"となり得ます。
さらに、ドーピングは個人の健康だけでなく、スポーツの公正性や倫理にも反する行為であり、発覚した場合には厳しい処罰が科せられます。
このように、筋肉増強剤の使用は深刻なリスクを伴い、多くの人に迷惑を掛けることもあるため、"絶対に避けるべき"といえるでしょう。
まとめ
筋肉増強剤(アナボリックステロイドなど)は、健康へのリスクが高いことは明らかです。
特にホルモンバランスの乱れ、心血管系への影響、肝臓の機能障害、心理的・行動的変化などの副作用は、深刻な問題となります。
また、ドーピングはスポーツの公正性や倫理に反する行為でもあります。
そのため、健康と公正性を重んじるスポーツ精神に則り、安全なトレーニング方法と適切な栄養摂取を心掛け、ナチュラルな方法でボディメイクをすることが重要となるでしょう。
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参考文献
[1]Hoffman, J. R., & Ratamess, N. A. (2006). Medical issues associated with anabolic steroid use: are they exaggerated?. Journal of sports science & medicine, 5(2), 182.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3827559/
[2]Bhasin, S., Storer, T. W., Berman, N., Callegari, C., Clevenger, B., Phillips, J., ... & Casaburi, R. (1996). The effects of supraphysiologic doses of testosterone on muscle size and strength in normal men. New England Journal of Medicine, 335(1), 1-7.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/8637535/
[3]Christou, M. A., Christou, P. A., Markozannes, G., Tsatsoulis, A., Mastorakos, G., & Tigas, S. (2017). Effects of anabolic androgenic steroids on the reproductive system of athletes and recreational users: a systematic review and meta-analysis. Sports Medicine, 47, 1869-1883.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28258581/
[4]Palatini, P., Giada, F., Garavelli, G., Sinisi, F., Mario, L., Michieletto, M., & Baldo‐Enzi, G. (1996). Cardiovascular effects of anabolic steroids in weight‐trained subjects. The Journal of Clinical Pharmacology, 36(12), 1132-1140.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9013370/
[5]Solimini, R., Rotolo, M. C., Mastrobattista, L., Mortali, C., Minutillo, A., Pichini, S., ... & Palmi, I. (2017). Hepatotoxicity associated with illicit use of anabolic androgenic steroids in doping. Eur Rev Med Pharmacol Sci, 21(1 Suppl), 7-16.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28379599/
[6]Pope, H. G., & Katz, D. L. (1994). Psychiatric and medical effects of anabolic-androgenic steroid use: a controlled study of 160 athletes. Archives of general psychiatry, 51(5), 375-382.
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