筋トレのインターバルは何秒が最適?休憩時間と筋肥大・筋力向上の関係
大阪のムキムキマッチョ養成ラボのRiseです。
今回のテーマは「筋トレのインターバルは何秒が最適?休憩時間と筋肥大・筋力向上の関係」です。
筋トレに取り組んでいる皆さん、セット間の「インターバル(休憩時間)」って意識していますか?
筋トレと聞くと、ついつい「どれくらい重い重量を持ち上げたか」や「回数・セット数」に目が行きがち。
でも実は、セットとセットの間にどれくらい休むかも、筋肉の成長や筋力の向上に深く関わっているんです。
「なんとなく1分くらい」「息が整ったら再開」という人も多いかもしれませんが、目的に応じたインターバル設定をすることで、トレーニング効果はグッと高まります。
この記事では、筋肥大・筋力アップ・脂肪燃焼など、目的別に最適な休憩時間の目安を解説します。
実際の研究結果や具体的な例も紹介するので、
「なんとなく筋トレ」から一歩進んだ「成果が出る筋トレ」に変えていきましょう!
1.インターバルの基本知識|なぜ「何秒休むか」が大切なのか?
インターバルとは、筋トレの1セットが終わってから、
次のセットに入るまでの休憩時間のことです。
この時間に、体の中ではこんなことが起きています:
- 筋肉のエネルギー源(ATPやクレアチンリン酸)の再合成
- 筋肉の酸素供給の回復
- 呼吸・心拍数の安定化
- 中枢神経の回復
つまり、次のセットでしっかりとパフォーマンスを発揮するためには、
このインターバルで**「どれだけ回復できるか」**が重要になるんですね。
また、インターバルの長さによって、次のような影響もあります。
- 筋肉へのストレスの度合い
- 筋肉痛の出方(遅発性筋肉痛)
- 成長ホルモンの分泌量
- 筋肥大や筋力アップの効率
このように、ただの「休憩時間」ではなく、
インターバルは戦略的に調整すべきパラメータなんです。
2.筋肥大を狙うなら30〜90秒のインターバルが最適!
「筋肉を大きくしたい!」「パンプアップさせたい!」という方にとって、インターバルは短めの30〜90秒がベストとされています。
これは、筋肉に継続的な刺激(メカニカルテンション)を与えながらも、回復に最低限必要な時間を確保できる絶妙なバランスなんです。
なぜ短いインターバルが筋肥大に効くの?
短いインターバルをとることで、筋肉は酸素不足の状態(低酸素状態)に近づき、その結果、筋繊維がより多く動員され、成長ホルモンの分泌が促されます。
さらに、パンプ感が強くなり、筋細胞が膨張。
それが筋肥大を後押ししてくれるわけですね。
研究として、1分間のインターバルで筋トレを行ったグループの方が、3分インターバルのグループよりも筋肥大効果が大きかったという結果が出ています。
つまり、適度に追い込むには「ちょっと短めの休憩」がカギということ。
具体的な例
- ベンチプレス:10回 × 3セット → 各セット間60秒休憩
- ラットプルダウン:12回 × 3セット → 各セット間75秒休憩
トレーニング中は、スマホのタイマーで時間を計るのがオススメです!
3.筋力アップを狙うなら2〜5分のインターバルが効果的
「もっと重い重量を上げたい!」「1RM(最大重量)を伸ばしたい!」
という場合は、2〜5分の長めのインターバルを取りましょう。
なぜ長めのインターバルが必要?
高重量のトレーニングでは、神経系への負荷が大きく、瞬発的な力を出すために多くのエネルギーを使います。
このエネルギー(特にクレアチンリン酸)の再合成には2〜3分以上かかるため、短い休憩では回復が間に合わず、次のセットで力を発揮しきれません。
また、フォームが崩れる原因にもなり、ケガのリスクも高まります。
研究では「筋力向上には2分以上のインターバルが効果的」と報告されています。つまり、しっかり回復してから全力で挑むのが、筋力向上の近道です。
具体的な例
- デッドリフト:3〜5回 × 5セット → 3〜4分休憩
- ベンチプレス(90%1RM):3回 × 4セット → 5分休憩
高重量に挑戦する日は、じっくりとしたインターバルを取っていきましょう。
4.脂肪燃焼・持久力アップなら15〜30秒の短時間インターバル
筋肉をつけたいというよりも、「体脂肪を落としたい」「持久力を上げたい」という方には、15〜30秒の短いインターバルが効果的です。
なぜ短い休憩が脂肪燃焼に効く?
心拍数が高い状態をキープすることで、有酸素運動的な効果が得られ、
トレーニング後も脂肪が燃え続ける「アフターバーン効果」が期待できます。
また、短時間で運動量を稼げるため、忙しい人にもおすすめです。
具体的なトレーニング例
- HIIT(高強度インターバルトレーニング)
30秒運動 → 15秒休憩 → 別の種目へ → 5セット繰り返し - タバタ式トレーニング(4分間)
20秒全力 → 10秒休憩 → 8セット
心拍数を維持したまま、全身を動かすことで、効率よく脂肪燃焼が狙えます!
5.インターバルの調整でトレーニング効果を引き上げよう
インターバルを工夫することで、今のトレーニングに「新しい刺激」を与えることができます。
筋肉は同じ刺激に慣れてくると成長が鈍化します。そこで、休憩時間を意図的に変えることが、筋肉にとって新しい刺激となり、再び成長を促す要因となるのです。
たとえば…
- 「最近筋肉の張りがイマイチ」→ インターバルを30秒に短縮してパンプ感を狙う。筋肉内の代謝ストレスを高め、成長ホルモンの分泌を促進。
- 「重量が伸び悩んでる」→ 2〜3分に延ばして高重量に挑戦し、神経系の適応を狙う。しっかり回復することで1セットあたりの質を最大化。
- 「体脂肪をもっと減らしたい」→ インターバルを15〜20秒にして、有酸素的負荷を強め脂肪燃焼効率を上げる。
さらに、トレーニングメニューごとにインターバルを使い分けるのも有効です。
たとえば、脚トレは疲労がたまりやすいのでやや長め、肩トレは比較的短めなど、筋群によって調整するとパフォーマンスも安定します。
このように、目的や課題、部位に応じて休憩時間を調整するだけで、トレーニングの質が大きく変わるんです。
まとめ
最後に、目的ごとのインターバルの目安をまとめます。
目的 |
インターバルの目安 |
ポイント |
筋肥大 |
30~90秒 |
パンプ感をキープ、ホルモン分泌を促す |
筋力アップ |
2~5分 |
神経系の回復、最大出力の維持 |
脂肪燃焼・持久力 |
15~30秒 |
心拍数を高く保つ、アフターバーン効果 |
「インターバル=ただの休憩」と思っていた人は、ぜひ次のトレーニングから意識してみてください。
あなたの筋トレが、もっと効率的に、もっと楽しくなるはずです!
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参考文献・引用元
- Schoenfeld BJ, et al. (2016). Longer Interset Rest Periods Enhance Muscle Strength and Hypertrophy in Resistance-Trained Men. Journal of Strength and Conditioning Research.
- Grgic J, et al. (2018). Effects of rest interval duration in resistance training on measures of muscular strength: A systematic review. Sports Medicine.
- American College of Sports Medicine (ACSM). Progression Models in Resistance Training for Healthy Adults.
- NASM Essentials of Personal Fitness Training, 7th Edition.
- Examine.com – Interset Rest Duration and Hypertrophy
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